春川*日曜日夕方のソウル方面はラッシュでした・・・

再び南春川駅に戻ってまいりました。そろそろソウルへ帰ることにしましょう。
駅に着いてトイレから出てきたら、列車が動き出す音がしました。案の定、「ITX-青春」の龍山行が行ってしまったばかりでした。次の列車までは1時間もあります。こんなことなら時刻表を見ておいて、時間に合わせてくればよかった・・・。
日本で印刷してきた時刻表を確認したら、この後に出る各駅電車の方が、先にソウルに着くようだったので、ゆっくりそれで帰ることにしました。

真新しい南春川駅のプラットホーム。

春川行の各駅電車。これと同じ車両で帰ります。
中は、日本の通勤電車と同じ“横向き”の座席です。

「ITX-青春」と違う点は、終着駅(始発駅)が上鳳駅なことです。
そして、上鳳行・各駅電車が入ってきました。春川からひとつ目なので余裕で座れると思っていましたが、「あれ~座れない・・・」立ってる人はいないけど、空席が5・6席しか空いていなくて、そこを30人程度(1両あたり)の南春川からの乗客が奪い合うという、日本の通勤時のような光景・・・
日本から旅行気分が続いている我々は、案の定戦いに敗れました(笑)
ここまででかなり歩き疲れていたので、このまま約70分を立ったまま帰るのもツライなぁと思い、南春川から2つ目の「ITX-青春」が停車する江村駅で下車し、結局、後続の「ITX-青春」で帰ることにしました。

江村駅で一旦下車。何だかちょっと肌寒いと思ったら・・・

とてつもなく山間の駅でした。そして、乗降客も皆、登山の格好をした人たちばかり。
そっか、今日は日曜日でした。休日を山登りやハイキング、はたまたマウンテンバイクを乗って過ごした人たちが一斉にソウルへ帰る時間だったんですね。
それが分かった途端、またしても嫌な予感が・・・
江村駅で、「ITX-青春」の切符を買おうとしましたが、“席は満席の為、立席でもよろしいですか?”のようなメッセージが。OKかNGかを聞いてきてます。もちろんOKをするしかないでしょう。
で、出てきた切符がこちら、

右側に「입석」(立席)の文字が・・・
どうも、立席は週末限定で発売されているようです。

車窓からは、こんな長閑な風景が続きます。
そして、駅に停車する度に、混雑の度合いが激しくなってきました。立席のスペースには、マウンテンバイクが7台も!!!その合間に人が立っています。何という混み具合でしょう。窓越しの座席のスペースの人たちはゆったりなのに(泣)
仕方がありません。行きにはなかった車掌さんによる検札もあったり、一種のパニック状態でしたが、結局南春川からずっと立ちっぱなしで、何とか清凉里駅に到着しました。
ここから、中央線に乗り換え玉水駅に行きました。

玉水駅からは、新沙駅へ向かい、春川日帰り旅も終了です。またタッカルビを食べたくなったら行くことでしょう。
春川へ行かれる方は、行き帰りの切符を確保されてから行かれることをオススメします。特に、土日の夕方は、通勤ラッシュ並の混雑です。

最後に、春川ってどこにあるの?という方に、ちょこっと春川市のご紹介を。
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江原道の道庁所在地である春川市は、冬のソナタのロケ地として有名です。人口は約26万人。北朝鮮領域の金剛山から流れ出る北漢江と、雪岳山から流れ出る昭陽川が市内で合流しています。軍事境界線との距離は、市域から最も近い場所で約30kmです。
※ 春川市公式サイト