梨花洞＊素敵な“路上アート”たち（前編）

駱山公園の入り口から眼下に広がる街並みは梨花洞(イファドン)です。



小高い丘の上にあり、傾斜のきつい高台や階段の多い坂の上などにある地域のことを「タルトンネ」（月の街）と言うそうです。生活環境が厳しいため、低所得者層が多く暮らしていた地域で、ここ梨花洞もそういった地域だったようです。



しかし、タルトンネ（月の街）というネーミングは、月に届きそうなほど高い場所にあることからついた名前だそうで、何とも素敵なネーミングです。
生活は苦しくとも、前向きに生きてきたこの地域の人達の“生きることの素晴らしさ”が自分には伝わってきました。そんなタルトンネの街も、最近は土地開発のため少しずつ姿を消そうとしているそうです。



それでは、その“素晴らしい街”を歩いてみましょう～


色鮮やかなピンク色のインコ。ちゃんと外壁のパイプにとまっているんですね！
その下には、カエルとカメでしょうか。


素敵な壁画の下になぜかヘルメットがひとつ。これもアートなの！？

さらに、街を見下ろす崖沿いの道路には、様々なアートが点在しています。


楽しくダンスを踊っている男女。若いカップルかな？それとも熟年のご夫婦かな？


ブレイクダンスでも踊っているかのような人間像。


散歩をしているお父さんと子供さんかな？
おとうさんの頭には鳥が、子供さんの横には犬が一緒。


こちらのお方は？まるで体ごとソウルの街を映し出しているよう・・・
きっと、自分と一緒で、まるごとソウルに浸っていることでしょう。


彼女は彼氏を見ているのに、彼氏は景色を眺めてる・・・
でも、きっと手を繋いでるから気持ちは一緒なんですね。


こんなアートたちを眺めているだけで、心が洗われていきます。
アートも素敵だけど、その向こうに大好きなソウルの街が広がっているから、尚更なんでしょうね！


あれ！？素敵な紳士とわんこはそんなソウルの街へ飛び出しちゃってますね！(笑)
でも、ちょっと気持ちよさそう！（自分は出来ないのが悔しい・・・）


こんな風に横から見るとどう？すっごくユニークなアートですね！


今度は、街の中に溶け込むアートたちに出会います。

後半に続く・・・