オドゥ山統一展望台*もしかして監視されてる!?

案外、簡単に来ることが出来てホっとしました。
各方面の案内では、
結構難しそうな感じがしていたので、
無事に来ることが出来て良かったです。
けど、
入口でチケットを買って、
中に入ってしばらくすると、
後ろの方で、おじさんが無線で何か言っています。
そういえば、
チケットを見せて中に入る時、
「Japanese?」って、
そのおじさんに聞かれたっけ。
「日本人が2名入場しました。」
って言っているような・・・
まっ、いいか。

入口の“あの方たち”と記念撮影したり、
トイレに行ったりして、いよいよ展望台へ!
と思ったけど、
車酔いするほどお腹も空いていて、
まずは、腹ごしらえしてからの方が、
(ここで、前回の続きの「まずは・・・」から繋がる。)
ゆっくり見学出来るかな?
と思い、
地下に食堂があることを事前に知っていたので、
地下に向かって階段を下り始めたところ、
後ろから
「stop!!!」
と声をかけられ、
「展望台はそっちじゃない。」
「3階に行って、展望台からの景色を眺めなさい。」
と、今度は別のおじさんが自分たちに言ってきました。
そう言われてしまうと、
歯向かうわけにもいかず、
仕方なく、先に展望台へ行くことにしたのですが、
やはり、
自分たちが階段を上がって、
2階に差し掛かろうとしている時に、
トランシーバーで誰かに「日本人2人通過しました。」
と報告しているのであります。
もしかして、監視されてる!?
と、若干恐怖を覚えたりもしましたが、
翌々考えてみると、それもそのはず、
だって、
場所が場所なのですから・・・
自分たちも、当の韓国人の気持ちを、
少しでも感じるために来たはずです。

展望台は、左が内国人、右が外国人、
って分かれてるの!?
ここも、ちゃんと従いましょう。
(後に、説明の言語が、韓国語かその他の言語か
の違いで分かれているという理由を知るのですが・・・)

この展望台の目の前の川岸から、
対岸のいちばん近い北朝鮮までは
わずかに2,100メートル。

昨日、韓国の南東・釜山(右下)から入国して、
北西のオドゥ山展望台(左の点線部分)まで
韓国を南北に縦断して来ました。
38度線東側(右上点線部分)には、
「コソン」(高城)も記されています。

「北朝鮮 KAL機 爆破」の写真は、
我々日本人も当時の記憶が鮮明に思い出されます。

「2007 南北 頂上会談」
今は亡きお二人の姿です。

さて、いよいよ“北”を望みます。
(つづく)