コリア・レポート編集長 辺真一さん講演会
先日、コリアリポート編集長で、朝鮮半島情勢に精通し、
テレビなどでもコメンテーターとしてご活躍されている
辺真一(ピョン ジンイル)さんの講演会へ行ってきました。

北朝鮮による、昨年末のミサイル発射、
そして先日の核実験・・・
まさに旬な時の講演会ということで、
非常に興味深いお話をお伺いすることが出来ました。
内容に関しましては、
この先も講演活動を行われると思いますので、
詳細をお話させて戴くことは
差し控えさせて戴きます。
ですが、
朝鮮半島や北東アジアに関わる問題は、
限定されてしまいますので、
何となく想像がつくことでしょう。
― 領土問題に関して -
昨年の夏から再燃している領土問題。
中国とは尖閣諸島、韓国とは竹島、ロシアとは北方領土。
日本は、周辺3カ国と領土に関して領有権を争っている。
日本は、韓国と北朝鮮の間に争いがあると、
率先して韓国の肩を持つ。
しかし、日本と中国との間で尖閣諸島の問題で争いがあっても
韓国が口出しすることは一切無い。
それは、中国やロシアも同じで、
同盟国と言っているアメリカでさえ、
領土問題は当事国同士が解決することだと言っている。
日本政府は、国際社会での駆け引きがあまり上手くない。
国際社会で、正当性を主張したところで、
他国にとって、それはどうでも良いことである。
従って、国際社会に一々アピールする必要などない。
むしろ、相手の言うことにも多少なりと耳を傾け、
国家としてのビジョンを早急に明確にすることが大事である。
- 北朝鮮問題 -
北朝鮮との間には、領土問題など無い。
永年引きずっているのは拉致問題で、
1億2千万人の命が掛かっている核問題の大事さに
ようやく気づき始めた。
北朝鮮がなぜ核を保有するのか?
アメリカは今まで、核を持った国と戦争をしたことが無い。
1000の核を持つアメリカが、
1~2しかない北朝鮮になぜ手こずるのか?
シェパードのアメリカとスピッツの北朝鮮が戦っても
明らかに勝つのはシェパードである。
しかし、
もし、スピッツがシェパードの足に噛みついたら?
噛みついたスピッツがウィルスを持っていたら?
噛まれたシェパードの足は壊疽し切断である。
その時の右足が韓国であり、左足が日本である。
北朝鮮は、核の標的がアメリカであると断言した今、
アメリカが北朝鮮の核施設を攻撃するようなことがもしあったら・・・
アメリカは、過去の戦争を敵地で行っている。
韓国、そして日本への被害は・・・
どうやって、北朝鮮に核を放棄させるかを、
真剣に考えないといけない時がきている。
1時間10分の講演時間が、
1時間半になりましたが、もっとお聞きしていたかった。
とても貴重なお話をお伺いすることが出来ました。
さて、
日本が、日本人が、
すぐそばにある中国、韓国、ロシアと
どのように付き合っていくべきか。
そして、
唯一国交のない北朝鮮と
どのように接していかないといけないのか。
今、まさに、
その土壇場に立たされているのだという思いがしました。