国後島までわずか16km、野付半島

野付半島にやって来ました。

いつもここに来ると、
日本の北の果てに来たなぁと感じる場所・・・

今回の旅でお世話になった車くん。
左右に海が見えるのが、この半島の特長であります。

目の前の海の先に見える微かな島影・・・

地図で見ると、
野付水道に飛び出たこの半島の特長が
よく分かります。

野付半島は、全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)で、
海水に浸食されて立ち枯れたトドワラ、ナラワラが、
まるで、この世の果てのような姿を見せています。

浸食は急速に進んでいて、
その姿が見れるのも、残りわずかとか・・・

近くて遠い場所、国後島。
その距離は、わずか16km。

曇り空の下に、微かに見える島影は、
その昔、何事もなく自由に行き来出来た場所であって、
しかし、今は手に届きそうで届かない場所であります。

北方領土が、一日も早く還ってくることを、
せつに願います。

野付半島が意味するものとは・・・

手に届きそうで届かないもの・・・
そんなものがこの世にあることを、
教えてくれているのかもしれません。
大きな地図で見る