束草名物の渡し舟・ケッペに乗る・・・

束草の名物にケッペ(갯배)と呼ばれる渡し舟があります。
この土地ならではのこの舟も、
「秋の童話」

ケッペは、
束草市街地とアバイ村を結ぶ渡し舟で、
アバイ村側の船着場の目の前が、
ウンソ(ソン・ヘギョ)の家という設定でした。

そのウンソの家は、
今はすっかり観光地化してしまった・・・
ちなみに、
今から8年前(2005年)に訪れた当時は、

ドラマ放映から5年後ではありましたが、
まだまだその面影がいっぱい残っておりました。
そして、
家のすぐ目の前が船着場でしたが、
その後、埋め立てが進んで、
ケッペの乗り場は、
遥か遠い先になってしまいました。

よって、対岸はすぐ目の前。
観光用に残されたような気もしますが、
きっと、アバイ村のハルモニたちにとっては、
大事な足となっているはず・・・

乗船客もたくさんの人でごったがえしていますが、
ほぼ観光客で占められていました。

船頭さんの「도와주세요~」(手伝って下さ~い)
の声が掛かると、
乗客も一緒に、
舟の真ん中のロープを
鉄の鎖で引っ張って舟を進めなければなりません。
ご老体の自分は、
8年前は率先して手伝ったけど、
今回は若者にお任せしました(笑)

それでも、13年前にウンソが見たであろう風景は、
何となく今も変わっていないような気がしました。


なぜなら、
束草はソウルとは違って、
まだまだ地方独特の雰囲気が
色濃く残っているからです。

もし、次来ることがあったら、
その時、このケッペは残っているでしょうか・・・
そんなことを考えながら、
ここをあとにしました。

束草観光水産市場。

軍隊の若者は、
つかの間の休日を過ごしているのかな。
この日は、
なんだかんだと歩き疲れてしまったので、
夕食は、E-マートで買い込んだお惣菜で、

家飲み!!
いえ、ホテル飲み!!


束草最後の夜が近づくにつれ、
空が晴れて、冷んやりとした秋の空気に包まれはじめました。
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