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鷹岩洞カムジャタン通り*素朴で温かいカムジャタンのお店『イファカムジャクッ』

いわゆるカムジャタンが、ここではカムジャクッと呼ばれているのは前途の通りです。
80年代までの韓国では、家庭でも普通にカムジャクッを食べていたそうです。
食文化はそこで生きる人々の生活そのもの。
旅でそんなことを感じられるのが何より幸せです。

前記事の続きより。

救世主現る!!

どのお店に入ろうか彷徨っていたところ、
とあるお店の前で突然アジョッシに「어서오세요~」(いらっしゃいませ~)
と言われてしまったのだから、そのお店に入らざるを得ない。

運命なんてきっとそんなもんだろう。

適当に席に着くと、
カムジャタンとメクチュ(ビール)。
にこっとしたアジュンマはそれだけ聞くとテーブルに色んなものを並べていきました。

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待ちに待ったカムジャタン(ここではカムジャクッですね。)

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値段は小が₩25,000(2人分)、中、大と来て、特大は₩55,000(5人分)と書いてあります。
で、納得していましたが、この後まさかの衝撃の結末が・・・^^;

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店内もご覧の通り。素朴で何だか落ち着く~

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喉が渇いていたので、とりあえずビールを頼んだものの、
前の大学生と思しき男子3人組も向こうのアジョッシ2人も隣りの30代カップルも
皆ビールではなく、焼酎を飲んでいる・・・

その時点でハッと気がつく・・・

辛~いカムジャタンには、やっぱりソジュ(焼酎)がイチバン合うのであります!!

こんな時でもシュワシュワを飲んでいるのは、我々日本人だけです。

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キムチ!

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生野菜(笑)

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煮たってきました!美味しそう~♪

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焼きたてのジョンもきました!
これこれ!この味、この美味しさは、韓国で韓国のオモニが焼かないと出ない味です。
見た目は決していいわけではないけど、日本では食べたくても食べられない味・・・

こうなるとお次はやっぱり・・・

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ソジュ!!!
韓国のこんな素敵なお店で、こうして焼酎を飲める瞬間が自分にとっての何よりの幸せ♪

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肉の塊をつつきながら、スープをすすりながら、ソジュをチビチビ飲むのであります。

アジュンマはお客さんの皆から이모(イモ)と呼ばれていました。

日本人からすると、ジャガイモだけに이모(イモ)、
なんてしゃれてるって思ってしまいますが、
이모(イモ)は通常、母の姉妹、母方のおばを呼ぶ呼び名で、
このお店のアジュンマはそれだけ親近感のある存在なんだと感じました。

現に、自分たちにもずっとずっと笑顔で接してくれて、
とても和やかな気持ちになりました。

そして、そして、衝撃の結末!!!

カムジャクッ2人分にシクサ(食事)、ビールに焼酎、
お会計がたったの
₩20,000!!!
だったのであります・・・

では、あのメニュー表は何だったのだろう!?
という疑問を残し、心も体も温かい気持ちになってお店をあとにしました。

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朝、日本を出て、その日の夜に昭和にタイムスリップ。
思い立ったらぜひ訪れてみて下さい!!

きっと、忘れかけていた心の底の温かい人情に出会えるはずです。

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イファカムジャクッ』(이화감자국)
場所:ソウル特別市 恩平区 鷹岩洞 602-34
    서울특별시 은평구 응암동 602-34
年中無休、24時間営業
詳細 ⇒ (コネストさん記事をお借りいたしました。)
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