夏の朝、桃花洞(도화동)の風景
もう何度も泊まっていますが、
そういえば、この周辺を散策したことがなかったなぁ。

遠くまで行かなくとも、こんなに近くにロッテスーパーがあった!!

ホテルの前の大通りを1歩入ったところにこそ、
意外な発見があったり、地元の方々の生活を垣間見ることが出来たり・・・
自分は、そんな発見が本当は好きです。

前々から気になっていた長い坂道。
坂道を振り返ってると、後ろから来てたハルモニに追い越される。
ハルモニは時々立ち止まって、
うなじのあたりの汗を拭いて再び歩き始めます。
この坂道の上に住んでいる方々は、
毎日、暑い日も寒い日も、ここを往復する。

このビルにはサウナもあるみたいです。
ここにはきっと、日本人観光客など来ないだろうなぁ。
ならば、いつか自分が第1号で挑戦してみたい。

1階は肉屋のようであります。
日本と同じで、
スーパーに行けばすべて揃ってしまうかもしれないけど、
こうした地元密着型の個人店こそ、
いいものが入ってたりするのではなかろうか!?

ハヌ(한우)コットゥンシム(꽃등심)と呼ばれる、
霜降り牛ロースは35,700ウォン。
やっぱり、いい値段するな~

夏のこの時期、すいかやチャメ(まくわうり)が並ぶ果物屋さん。
秋には、梨や葡萄が並ぶことでしょう。

夏の風物詩、コングクスの看板が出ています。
この看板を見ると、夏!という実感が湧いてきます。

十数年前、ソウルに初めて来た時、
茶色い家が多いなぁという印象を受けました。
ここは、道も綺麗に整っていますね。

90年代の終わり頃のドラマや映画で見た、
いわゆる中庭のある家、
生活感があって、ちょっと憧れたりしてました(笑)

韓国にすごく興味を持ったきっかけは、
『개같은 날의 오후』(犬のような日の午後)という映画でした。
記録的な猛暑の夏のある日、
人々のイライラが頂点に達していた時に起こる事件を描いていますが、
映画の内容は別として、
そこに出てくる建物だったり、
食べ物だったり・・・
そう!コングクスも出てきます!
同じような顔をしたお隣りの国でありながら、
日本とはだいぶ違った生活、世論、国の実状・・・
実際に、この目で見てみたいなぁと思ったのがきっかけでした。

日本と韓国、あれから同じ時間が過ぎたけど、
さて、これから自分は、この国とどうやって付き合っていくんだろう・・・