昼の女人街へ

初めて来ました!旺角(モンコック)

狭いと言われる香港ですが、
実は観光地と呼ばれる香港が狭いだけで、
真の香港の姿は、観光客では手が届かないもっとずっと奥にあるのだと思います。
旅人は、どこまで踏み込めるのか。
そこに住む人たちを害するということだけは絶対にあってはならない。
あくまでも旅人は旅人。
持ちつ持たれつの関係を守りつつ旅を極める・・・

初めて香港に来た11年前、
最初に訪れた観光地が女人街でした。
その時は夜でしたが、
過去2回香港に来ている母がまだ訪れたことがないというので、
今回は昼の女人街を訪れることにしました。

昼間はやっていないのでは?
という予感もしていたのですが、
日曜日ということもあって、案外お店が開いていました。

強引な客引きには某国で慣れていたので、
かなり構えていたのですが、そんな姿はいっさいありませんでした。
また夜は違うのかな?

ふと佇む古いミシン。
こんなところにもタイムスリップ出来る材料があります。

どれも美味しそう!なのに、ここで躊躇ってやめました。
そしたら、後にも先にもこれがラストチャンスだったようで・・・
お昼ご飯前だったのでやめたのですが、飲んでおけばよかったと後悔しました。

この狭い空間のあんなところ、こんなところに懐かしさを覚えます。
こんなアイテムの積み重ねであの頃に戻れる。
だからまた旅をしたくなるのです。

初めての香港で来た、夜のネオンが煌びやかな女人街を思い出しました。
初めて来た香港の衝撃、映像、匂い、走馬灯のように蘇ってきます。
そう!旅人にとって大事なのは、むやみにどこまでもズタズタと踏み込むことではなく、
自分の心にいつまでも大事にとっておけるようなものに、いくつ触れられるかだと思うのです。
そこが有名な観光地で、たくさんの観光客がいる場所だったとしても、
もしかしたらそれは、現地に住む人にとっても大切なものかもしれません。
それにもし、旅の途中で触れられたとしたら、
旅人にとってそんなラッキーなことはないと思うのです。

ペタペタとチラシを貼る文化はここでも同じ。
もしかしたら日本はもう無くなった?

頭の上に壺を乗せたおじさん。
成功は失敗3回のうちの1回。だからこそその凄さが伝わってくる。

たったひとつ、バックを買いましたが、メイドインコリアだった(笑)
こんなところで韓国人気質が出たか!?