14年ぶりの板門店ツアー(後編)*南北統一はいつのことになるのだろうか?

前編で見学した板門店を上から見た模型。手前は韓国側、上が北朝鮮側。
自分たちは、中央のあの青い建物の中に入りました。
その横を白い点線で結ぶ線が南北の境界線です。

北朝鮮が極秘で韓国に攻め入るために掘り進めたトンネル、第3トンネルへ。
この場所には、今現在も地雷が無数埋まっているそうです。
かなり急こう配のトンネルを、トロッコ列車で進みました。
こちらへは、14年前には来ていないので、初訪問となりました。

続いて、都羅展望台へ。

韓国軍の若い兵士さんが、素晴らしい日本語で説明して下さいました。
最後は、「ご清聴有難うございました。」と仰っていました。

遠く、北朝鮮を望む。
あらゆる場所で北朝鮮を望んだ自分。
そして、いつも感じるのは、近くても手の届かないもどかしい場所。
人々は願っているのに、願っても願っても届かない・・・

霞む彼方にかすかに見える北朝鮮の開城の街。

南北統一の夢を繋いだ鉄路。

その出発地点、都羅山駅へ。

駅構内の改札口に掲げる「乗り場、平壌方面」の案内板。
こちらで、すべての見学が終了しました。
夢のようで夢でない現実を目の当たりにして、
14年ぶりに貴重な体験をさせていただきました。
自分が肌で感じたことを、ずっと心の片隅に閉まって・・・

ソウルへ戻る途中の道路脇には無数の秋桜が咲き乱れていました。
痛かった辛い傷が少しずつ癒されますように。
この星の片隅でずっと願っています。