熊本城へ

市電に乗って熊本城へ。

Suicaが使えるので、関東の方々にもとっても便利♪

鹿児島もそうでしたが、市電が走ってる街って雰囲気がとても素敵です。
その街の象徴とも言えるからでしょうか。
熊本城を目指して歩き始めると、
早速、目に入ってきたのが・・・

大きく崩れた石垣。
本当にこの場所に大きな地震が襲ったという傷跡。

熊本地震でいちばん衝撃を受けたのが、この熊本城。
まるで、傷を負って痛々しい勇者のように見えたのでした。
お城にはあまり興味のない自分も、
今の熊本城の姿には、やるせない気持ちになりました。
今、熊本城に近づくことは出来ません。
その姿を見守っていた自分たちに、警備の方が近寄って来て下さいました。
きっと、呆然としていた自分たちが、哀れに見えたのかもしれません。
そして、近くの市役所の14階からなら、熊本城全体が見えることを教えて下さいました。

市役所の14階から見た熊本城。

たった一ヶ所残った石垣の柱を、巨大ジャッキで支えています。

ジャイアンツの皆様も復興を応援。

熊本城の地震被害。


でも、本当の真実は、この14階にあったのです。
こうして、写真を撮っている廊下の背にあったのは、
家屋倒壊申請の会場でした。
そうです。ここは市役所。
この場所で、自分たちが観光気分で熊本城の写真を撮り続けることが、
本当に申し訳ない気持ちになる。
地震で被害を受けた方とそうでない人たち。
熊本の皆様を傷つけてはいないかと心配になりました。
でも、それがいつ我が身になるかは分かりません。
そして、そうなった者でないと分からないことがあることも、
自分は、少しは理解しているつもりです。
一昨年の自分たちがそうであったように・・・

「とても長い年月を要します。」が心に響きます。
今は、心の底から、一日も早い復興を願うばかりです。

そう思ったら、熊本城の上に少しだけ青空が見えてきました。
早く、雲ひとつない青空の熊本城が見たい!元気な熊本城が!

天然水も南アルプスではなく、ここでは阿蘇の天然水なのですね。

色んな思いを胸に、市役所をあとにしました。
熊本城
ホームページ:★
(地図は、Google mapsさんよりリンクさせていただきました。)