2年振りに網走に来ました!

女満別、メルヘンの丘にて。
何かある度、ここに来てこの景色を見ていました。
2年振りに網走に来ました!
昨夜はほとんど眠れませんでした。
いつもの旅とは全く違うプレッシャーが自分に襲い掛かりました。
2年前の夏、裏摩周展望台で大怪我をした母を連れて行くこと。
また怪我をさせてしまったらどうしよう。
そんな不安が心のどこかにあったからなのでしょう。
6月に思い切って母に切り出しました。
今年の夏はどうする?
仙台のおばちゃん(母の姉)のところに行く?
それとも、網走に行く?
母の口から出た答えは、
「網走」でした。

2年前と同じく、とても涼しい今年の夏の北海道。
そうとなれば答えはただひとつ。
網走に行くという目的に向かってひたすら準備をすること。
自分がやることはそれだけです。
きっと、自分のプレッシャー以上に母は決死の覚悟なのでしょう。
あの時いちばん苦しかったのは、当の母本人であることに間違いはないのですから。

母の入院中にこの駅から電車に乗って散歩にも出かけました。
その駅がまた、自分の目の前にあります。
日本航空の皆様には本当にお世話になりました。
あの時も、そして今回も。
一寸たりとも気が抜けない、
まるで小学生の夏休み一人旅のような表情だった自分に、
日本航空の皆様がたくさん話しかけて下さいました。
きっと、おんぼろ中年に見えたことでしょう。
どんなおんぼろでもいい。
母を連れて無事に網走に来ることが出来たのだから。

今日のJAL567便は、一旦オホーツク海に向かって進み、
能取湖の上空で旋回しながら女満別空港に着陸しました。
その旋回中に見えたのは、
紛れもなく、2年前に自分たち親子を助けてくれた網走の街。
その奥に広がる知床半島。
もうカーナビを見なくても走れるほど、知り尽くした街。
その街に、再び来ることが出来ました。

途中からレンタカーを借りるのを止めて、病院へバスで通った時、
ホテルへ帰る途中に毎日歩いた網走川の川沿いの道。
余りにも頭がいっぱいになっていたのか、
携帯を家に忘れて来てしまったという・・・^^;
どうか、自分たち親子が、無事に埼玉の自宅に帰れることを、
どうか、どうか祈っていて下さい・・・