女満別⇒羽田(JL562)*「拝啓、網走様」

4日間の滞在を終え、埼玉の自宅へ帰ります。

まるで帰ることが罪であるかのように、
晴れ渡った青空とひんやりとした清々しい空気に包まれます。

そう、ここは北海道だ!と言わんばかりに広がる、北海道らしい風景に見送られて・・・

韓国語の説明文。

日本語で。

あっという間に女満別空港に到着。レンタカーを返却します。


送迎デッキへ。新千歳行のJ-AIRが駐機中。

改めて4日間の痕跡を辿ります。

さぁ、いよいよ北海道を離れます。

さようなら、女満別。

最後の最後に、ハスカップ味を買いました。
やっぱり惜しんでるのかなぁ、自分。

待機することなく、すんなり離陸してしまうのが何とももどかしい・・・

拝啓、網走様

ありがとう。返せるものは何もないけど。

ずっと、心の故郷であることを一生思い続けていきます。

離陸後、北見市の街並みが見えます。

大雪山系の山々が見えます。
今頃はもうすっかり紅葉に包まれている頃でしょう。

海に出ました。苫小牧港が見えます。

モーニングコーヒーをいただきました。
JALさんのコーヒーは本当に美味しいです♪

あっという間に羽田が近づいてきました。

おっと、成田に着陸!?

通常は、筑波山付近をそのまま南下するのですが、
この日の関東地方は、かなりの悪天候でした。

細かな揺れが続きます。

窓の外は真っ白で何も見えません。

何も見えませんが、羽田はもう間もなくのようです。

雨も降っているようです。

突然、滑走路が見えてきました。

無事に羽田空港に着陸しました。
そして、あの時怪我した母と、今回は無事に何事もなく帰れたことが、
何よりホッとしました。

預けていた駐車場へ向かう送迎バスの中で見つけました!
こんなサービスもあるのですね!
この旅行が終わってから、1ヶ月半の時が流れました。
季節は夏から秋へと移り変わろうとしています。
皮肉にも、時は黙っていても流れていくもので、
忙しい毎日を送っていても、何もしないでいても、
時はどんどん進んでゆき、季節は移り変わっていきます。
それでも、いくつもの季節に逆らって、
あの時、自分がどうしていたか、どんな気持ちでいたかと辿り、
人生の中の本当に大切なものを思い出して、探して、
持ち帰ってくる旅もあってもいいのではないかと思います。
だからきっとまた、前を向いて歩いて進んでゆけるのだと思います。
時が何事もなかったように進んでゆくように。
自分は今、何もかもを確かめられた満足感と、
これでやっとすべてが終われたような爽快感でいっぱいです。
もう、網走へは行かなくてもよいです。
でも、将来、何かを忘れてしまった時、
またその何かを取り戻しに行くことがあるかもしれません。
その時は、いったいどんな旅をするのでしょう。
今回の旅は、個人的な気持ちを述べることが多くて、
読んで下さった方々はきっと、重々しく感じられたと思います。
そんな方々に、心からお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
それでも、最後までお付き合い下さり、
お読み下さって、本当に有難うございました!!