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残波岬と沈む夕陽 ~Stay with me~

海のそばのレストランでランチをした時点で、
時刻はすでに15時を過ぎていました。

もうそろそろホテルへ向かってもいい時刻ですが、
その前にもう一ヶ所だけ立ち寄りたい場所がありました。

今度は、自分が沖縄へ行ったら、どうしても立ち寄りたかった場所です。

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念願だった残波岬へやって来ました

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しかし、ここへ来るまでも坂道が続き、
再び車椅子を押している自分は汗だくになりました。

またしても母は、
「もうここまででいいから、戻ろう。」
と言うのだけれど、

やはり、幾度となくテレビや写真で見た、
あの素晴らしい岬を何としても見せてあげたい。

止まらずに車椅子を押して行くと、
母は少しでも自分が楽になるようにと、
持っていた杖で車椅子に座りながら、
舟を漕ぐように地面を突き始めました。

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そうして来た甲斐あって、本当に素晴らしい景色に出会えました。

そして、来る途中に出会った、
同じように車椅子に乗ったご婦人に、
笑顔で「こんにちは!」と声を掛けられたことを思い出しました。

実は、自分は気づいていなかったのですが、
母によると、東京からの同じ便で、同じように優先搭乗をされたご婦人だったそうです。

偶然にも、ここ残波岬で思わぬ再会だったのですね!
そのご婦人が、自分たち親子のことを覚えて下さってたことにも感激です!

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気がつけば17時を過ぎていて、
ここからホテルまでは更に1時間の道のりなので、
一旦、ホテルに電話をして、その旨をご連絡しました。

東京でいただく泡盛にもこの岬の名前が付いていて、
その存在はよく知っていたけど、
実際に訪ねることが出来て、本当に良かった。

もっと欲を言えば、ここで沈む夕陽を見たかったけど、
それまでにはもう少し時間があるから、
夕陽はホテルでの楽しみにとっておこう。

そして、駐車場へ帰ろうとした時、

突然、母が、
「帰りは少し歩いてみるよ」
と言い出したのです。

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そして母は歩き出しました。

母には、あんな事になってしまって、本当に申し訳ないって、
こんな後ろ姿を見れば見るほど、ずっと思っていました。

元々不自由だった足が、更に不自由になってしまった・・・

足が不自由だった分、自転車には乗れていたので、
それで自由にあちこち行くことが出来ていたのに、
自転車に乗ることさえ出来なくなってしまった今、
母の唯一の自由も自分が奪ってしまったんだと思い悩みました。

父からは、もうこれ以上は連れ回さないでくれと言われたけれど、
自分は、母を旅に連れて行くことを止めませんでした。
むしろ、こんな風になってしまったからこそ、
母が行きたいと思うところへは、
どんなことがあっても絶対に連れて行ってあげたい。

この沖縄への旅には、
そんな思いが募っています。

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無事にホテルに到着。母にとって長~い一日だったことでしょう。
お疲れ様です

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残波岬では見れなかったけれど、ホテルの部屋から素敵な夕陽を見ることが出来ました

自分はこの歳にして、初めて沖縄を訪れましたが、
沖縄といえば、自分はこの曲を思い出します。



このままこうしているだけで、時は流れ変わってゆく。
そのままそっとしておいて、人は誰も変わってゆく。

生まれた時から決まっているであろう「ゴール」まで、
限られた時間の中で、どれだけやりたいことが出来るのだろう。
そう思うと、出来るうちに自分は、困難なことでも乗り越えて実現していきたいと思います。
これまでも、そしてこれからも。

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長い一日が終わって、やっといただいたオリオンビール。
とても美味しかったです♪


残波岬
「たびらい」紹介ページ:
(リンクは、「たびらい」様ホームページより、リンクさせていただきました。)

(地図は、Google maps様より、リンクさせていただきました。)
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2018.5 沖縄