日韓合作ドラマ『フレンズ』の撮影地“ヨンファナラ”を訪ねて・・・
2011年11月29日

自分にとって、あまり縁のない街「梨大(イデ)」(이대)にやって来ました!
ここは、名門大学に囲まれていて、若者率が高い街です。

梨大にやって来たのは、ほぼ9年振りです。
9年前、ひとつのドラマに魅せられました。
そのドラマとは、2002年2月に放映された、日韓合作ドラマ『フレンズ』です。
当時は、日韓ワールドカップ開催直前ということで、
やっと日韓の行き来が頻繁になり始めた頃で、
主演の深田恭子さんは知っていても、
ウォンビンさんのことは誰も知らなかった頃です。
純粋に人を好きになりながらも、
言葉の壁や当時の日韓双方の事情など、
すでに訪韓を繰り返していた自分にとって、
とても頷ける画期的な!?ドラマでした。
主演の二人の初々しさもとても印象に残りました。
その後、日本でのウォンビンさんの人気も急上昇でしたね。
そして、その放映があった年の暮に再びソウルへ行くことになり、
すっかりウォンビンさんのファンになった初訪韓者に同行し、
ドラマの中で2人が再会するシーンに登場した映画館「ヨンファナラ」を訪れたのです。
その「ヨンファナラ」はここ梨大にあったのです。
“あったのです・・・”
そう、「ヨンファナラ」は残念ながら、その後に取り壊されてしまいました。
あれからだいぶ時が経ち、
ふとした時「ヨンファナラ」を思い出し、
その後どうなったのか急に行ってみたくなりました。
ならば、今回の訪韓で行ってみよう!
と、出発前の日本ですでに心の中で決めていたのでした。
もう「ヨンファナラ」は跡形もないのだから、
厳密に言えば、「ヨンファナラ跡地訪問」ですね。

そして、ここが「ヨンファナラ跡地」です。
すっかり変わってしまいました。
9年前のこの場所の姿は↓ ↓ ↓

こちらが映画館「ヨンファナラ」です。
左端の看板、ハリーポッターですね。
ここで智子(深田さん)とジフン(ウォンビン)さんが再会しました。
「ヨンファナラ」はジフンが映画の道をを志すきっかけとなった映画館でもあるんですよね。
ジフンを漢字にすると「智勳」。
「智子」の「智」と同じなんだね!なんてシーンもありました・・・
そして、その前にある横断歩道もドラマでは重要なシーンで使われました。
道路の向こう側と向こう側で名前を呼び合う二人・・・

今も変わらず横断歩道は残っていました。
そして、9年前↓ ↓ ↓

映画館の前の階段に座ってジフンを待つ智子。
自分も階段に座ってみたりしたっけ・・・
こじんまりとしたチケット売り場も印象的でした。

それでも、どこか下町のようなこの街の雰囲気は変わっていません。
9年前も↓ ↓ ↓

9年前ここを訪れた時は、
冬の氷雨が時折雪に変わったりするほど寒い日でした。
そんな中を、必死になってこの場所にたどり着いたことを思い出します。

しばしこの場所に座り込んで当時を思い出していました。
近くで立ち話をしていたアジュンマたちは、
「何でこんな所で写真撮ってるんだろう?」
と不思議そうな顔をしていました。
自分はこんな心安らぐ瞬間がとても好きです。
思い出の場所は、時とともに姿を変える・・・

くしくも、バス停に向かう途中で出会ったポスターは今のウォンビンさん。
名残惜しい気持ちを打ち消して、
その場所を後にしました。
※「日韓合作ドラマ「friends」式ソウルの歩き方!」(ソウルナビさん)
★ご協力:ポアポアさん(ありがとう!)